成女では様々な大学や企業との連携活動に力を入れています。
生徒たちが将来をリアルに体感できる機会は、様々な分野に大きな広がりを見せています。
高校1年生の「社会と情報」の授業で、あるグループが考案した新商品アイデアをゴディバに提案したのがきっかけで、ゴディバ本社とのご縁を頂きました。
オンラインで役員クラスの方々にプレゼンテーションさせて頂きましたが、生徒たちは緊張しながらも堂々と説明し、たくさんの温かいコメントや質問を頂きました。
そして嬉しいことに、ゴディバカフェのエグゼクティブシェフの方などと社内で検討して頂くことができました。残念ながら商品化には至りませんでしたが、生徒たちには大きな自信になりました。
詳しくはこちら
生徒たちが考案したゴディバカフェの新メニュー「スノードームパンケーキ
プレゼンテーションの様子
オンラインミーティングのスクリーンショット
マリトッツオを持って記念写真
キャリア教育の校外学習として、食に関する進路を考えている生徒たちが、食品加工工場である、株式会社プレコフーズの東京ベイセンター(新木場)を訪問しました。
最初に卸売りの役割や衛生管理についてレクチャーを受けてから、食肉加工工場を見学しました。
白衣に着替えてエアシャワーを浴びて中に入ると、温度は11℃に保たれていて、床は抗菌仕様、気圧は高くしてほこりが入らないようになっていたり、衛生管理が本当に徹底されていて驚きでした。
鶏肉の解体ショーも職人さんが実演してくださり、食肉が作られる過程がよくわかりました。異物混入防止センサーや瞬間冷凍機もすごかったです。
衛生管理と品質管理のために厳しいルールがあって、それを守るための環境を工夫して作っていることが、とても勉強になりました。学校とは違って甘えが全く許されない世界だと感じ、とても気が引き締まりました。
卸売りや加工工場はBtoBなので、普段一般市民の目には映りませんが、私たちの生活を支えてくれていることを実感でき、いろいろな仕事があることを理解することができました。
キャリア学習として本当にいい機会でした!
最初に電気の特性などについて学びます
タブレットを使ってのワークショップ
最初に電気の特性などについて学びます
タブレットを使ってのワークショップ
キャリア教育の校外学習として、食に関する進路を考えている生徒たちが、食品加工工場である、デリカフーズHD株式会社の東京FSセンター(足立区)を訪問しました。
こちらは「業務用の八百屋さん」と呼ばれていて、野菜を加工して全国のファミリーレストランやファーストフード店に売っている会社さんです。
最初に販路や衛生管理のことをレクチャーしていただいたあと、防寒服を羽織って5℃に冷やされた工場エリアの見学に行きました。
普段食べているハンバーガーなどに入っているキャベツやレタスが大量に加工されていく様子はとても見ごたえがありました。
機械化された所と人間が作業している所が使い分けられていて、鮮度を保つようになっていて、作業員はベトナムの方が多く表示は3か国語になっていました。
見学の後は、折り紙を使ったワークがあり、どうしたら品質を下げずに作業を効率化できるかを考えて、ビジネスの第一歩のようで学びになりました。
最後に、最近一般向けに販売を開始したサラダキットをいただき、スーパーで売られているもの以外の多種多様な野菜のことを知り、食のお仕事の視野が広がりました。
キャリア学習として本当にいい機会でした!
企業のサイトはこちら
最初に卸売りの役割や衛生管理ついて学びます
豚肉の塊を前にして、お肉の基礎知識を確認です
匠の職人さんによる鶏肉の解体ショー
ノールックで捌いていく様子に見入ってしまいました
ソニー株式会社インキュベーションセンターのご協力で、会社訪問&ワークショップの特別企画が実現しました。
「ソニーのゼロイチのヒミツを1日で学ぶ」と題して、まだ世の中に存在しない製品やサービス、価値を作り出す現場のリアルに迫る企画です。
先進的な企業で働く人たちに実際に会い、世の中をもっと良くしていこうと努力する姿に触れることは、どんな進路であっても大きな刺激になるということで、希望者から選ばれた14名が参加し、貴重な体験をしてきました。
品川駅から歩いて本社に到着し、大きなビルに圧倒されつつ素敵なお部屋に通されると、スライドには「成女高等学校御一行様」と書かれていて、最初からワクワクが最高潮です。
まず、最前線でご活躍中の社員の方3名から、学生時代の話や仕事での成功談と失敗談を、グループの対話形式でお聞きしました。
どの方も明るく前向きにお話をしてくださり、生徒たちも自然とポジティブな雰囲気になりました。
続いて、新しいことを生み出すためにはどうしたらいいかをグループで考えるワークを行い、最後にソニーの華々しい歴史がわかる社外秘の展示エリアを、特別に見学させていただき、大興奮で終わりました。
生徒の感想をいくつかご紹介すると・・・「皆さん一つはこれを一生懸命やった!と言えるようなものがある」「知見を広げることは大事だと思った」「もっと人と関わることを大切にしていきたい」「失敗という言葉の価値観がだいぶ変わった」など、かなり心を動かされたようでした。ソニーの皆様、ありがとうございました。
若手社員の方を囲んでの質問攻撃です
社員の方が各グループと順番に話をしてくださいました
普段は聴くことのできない貴重な話ばかり
社員の方の学生時代のお話に興味津々
アイデアを考える方法を学び、新たな気づきが次々に
最後にソニーの方々と記念写真
成女のキャリア教育の第3段階「職業を考える」の一環で、国のエネルギー政策を考える出前授業を実施しました。
講師としてお越しいただいたのは、電力会社などに電力を卸しているJ-POWERの社員の方々です。
一国のエネルギー大臣になって発電所をつくるワークショップでは、水力・石炭火力・石油火力・ガス火力・原子力・地熱・風力・太陽光などの発電所を建て、その国の電力をまかなうというミッションにゲーム形式で挑戦しました。稼働率を高めるのか、あるいは環境負荷を抑えるのか、最適解を目指してあれこれ悩んでいたら、異常気象や経済危機がふりかかってきて大慌て! 正解のない問題に挑み、最後には悔し涙を流す生徒もいたほど熱中して取り組みました。
詳しくはこちら
J-POWERの様々な発電所
最初に電気の特性などについて学びます
タブレットを使ってのワークショップ
高1の自主研究は、高2からゼミに分かれる前の基礎力養成段階の位置づけです。問いの立て方や、正解のない課題に自分なりの解決案を導き出す練習をしながら、9月にはポスターセッションも行います。
その中で、日本のアニメーターが海外に流出していることに危機感を覚えて研究テーマに選んだ生徒が、大手アニメ制作会社の一つである株式会社シャフトを訪問し、ヒアリングを行いました。
アニメ業界の深層に斬り込む直球の質問をさせて頂きましたが、どの質問にも真摯にお答え頂き、ネットで見るだけではわからない本当のことをたくさん教えて頂くことができました。
詳しくはこちら
©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS
会社の入口で記念写真
制作現場も見学させて頂きました
クリアソン新宿は現在JFLに参戦中で、Jリーグ昇格そして2026年には世界一を目指しているサッカーチームです。
拠点はもちろん新宿。サッカーを通して地域と密接に結びつき、豊かさを感じられる世界を実現するという理念を掲げられています。
このたび、そのクリアソン新宿と成女のコラボが決定しました。その第一弾として、成女のチアリーダークラスの生徒たちがクリアソン新宿の公式戦のハーフタイムショーに出演し、見事な逆転勝利に貢献しました!
詳しくはこちら
公式戦のハーフタイムショーに出演しました
クリアソン新宿のポスター
成女のキャリア教育の第1段階「夢の発見」において、ユニクロとの連携が実現し、ユニクロ新宿高島屋店での職場体験が実現しました。
午前中は朝イチの緊張感のあるスタッフミーティングから始まり、開店時のお客様お出迎え、売り場視察、座学、スタッフインタビューと大忙し。午後は品出し業務に苦闘したり、マネキン作りに奮闘するうちに、あっという間に過ぎた1日でした。
普段は見ることのできない裏方のお仕事を見たり体験することができて、生徒たちも大満足。何よりも、いつも笑顔のユニクロの皆さんに感動しました。
朝イチのスタッフミーティングは緊張感がみなぎってます、、、
売り場でどんな工夫がされているか考えながら回っていきます
マネキン作りにチャレンジです!ボトムスは逆さにして履かせるのですが、これが意外に重労働で…
一本堂は、全国に120店舗以上を展開する焼きたて食パンの専門店。その運営会社IFC株式会社と連携することとなり、成女から徒歩3分の新宿本店とのコラボが実現しました。
成女のキャリア教育の第1段階「夢の発見」ではさまざまな職業体験を行っていますが、今回はお店の定休日にパン作りなどのお仕事を教わり、後日営業日に一日店員として実際にお仕事を手伝うというプログラムです。
パンの製造・販売だけでなく、販売促進やお客様満足度向上など、幅広いお仕事を体験します。さらに、キャリア教育にとどまらず、これからも地域密着で色々な取り組みをしていく予定です。
成女から徒歩3分の新宿本店
ミキサーの説明に聞き入る
生地を切り分けて丸める
本校の部活動(かいけつ部)は、アキュラホームで木のストローに取り組む西口彩乃さんとつながっています。木のストローは、海のプラスチックごみ問題と森林の間伐問題の両方に貢献するということで、G20大阪サミットで採用され、地球環境大賞「農林水産大臣賞」も受賞。
今年2月にはテレビドラマにもなったものです。西口さんはその開発の中心人物で、物事を切り拓いていくパワーに満ちあふれた方です。
生徒たちが西口さんを訪問した際は、ためになるお話をたくさんお聞きすることができましたが、一番強く言われたのが「とにかくやってみること」。
「専門家は多いけど、実践者に価値がある」という言葉は、高校生にとって勇気づけられるものでした。
西口 彩乃さん
西口さんの著書
熱いメッセージをお聞ききして
記念写真
本校の部活動(かいけつ部)は、弁当箱炊飯器やネッククーラーなど、便利なおもしろ家電でおなじみのサンコー株式会社と連携させて頂いています。
身の回りのちょっとした困りごとをヒントにしてアイデア商品に結びつける同社の社風は、まさに今、学校教育で問われている「正解のない課題を発見し解決する力」そのものだからです。
生徒が会社訪問させて頂いた際は、テレビ番組やYouTubeにも多数出演されているekkyさんの案内で社内をぐるっと見学し、最後は商品企画についていろいろなお話をお聞きしました。
これからも何でも相談に乗って頂けるということで、生徒たちの素敵なパートナーです。
試作品を見せてもらっています
マーケティングの仕事を覗き見
ekkyさんと記念写真
本校の表現プログラムのデザインクラスは、株式会社コンセントのデザイナー・アートディレクターの高石有美子先生に講師としてお越し頂いています。同社にはデザイン書の名著「なるほどデザイン」の筒井美希さんも在籍されています。(2022年4月時点)
「デザインとは、誰かの要求を実現するために、自身のセンスやスキルを使って物事を設計すること」で「表現力と社会性が必要」という点で本校の教育方針に合致し、業務提携するに至りました。
デザイン会社による生きた授業はかなり本格的なものですが、毎回生徒たちは驚くようなポテンシャルを発揮しています。
同社筒井美希さんの著作はデザイン書では史上初の20万部を突破
授業の様子
チラシを見て話し合います
各自で制作する時間です
本校の表現プログラムのチアリーディングクラスは、プロフェッショナルチアリーディング協会のプロチアリーダーの永島淳子先生に講師としてお越し頂いています。
同協会はBリーグ(国内男子プロバスケットボールリーグ)をメインに、複数のプロスポーツチームのチアリーダーをプロデュースされています。
自分を表現すること(自己表現)と、誰かの役に立つこと(社会性)の両方が求められるチアリーディング。中でも同協会は誰かの役に立つための「チアスピリット」を理念に掲げており、本校の教育方針に合致しました。
授業では、チアダンスだけでなく、周りの人たちを元気づけるマナーや立ち振る舞いの講義も行われています。
詳しくはこちら
同協会がサポートする横浜ビーコルセアーズの試合にて
体育祭でチアダンスを披露する生徒たち
高校時代に会社を起業した伊藤瑛加さん(中央大学3年)が、高校1年生の自主研究の授業で講演して頂いたのをきっかけに、株式会社Sunshine Delightと史上最年少の産学連携協定を締結しました。
現在は部活動(かいけつ部)を中心に、イベント運営の支援、マスコットキャラクターの制作、TikTok動画の制作などの活動を通して、同社の子どもの日焼け止めの大切さを広めるお手伝いをしています。さらには著名人とコラボした情報発信にもチャレンジ中です!
スタートアップ企業のリアルに参加できることは、生徒たちにとって大きな学びになっています。
詳しくはこちら
子供のお肌にも優しい日焼け止めは、株式会社コーセーとの協業で開発されました
自主研究の授業での講演の様子
日焼け止め啓蒙活動@流山
日焼け止め啓蒙活動@三鷹
中学の総合的な学習の時間では、キャリア学習として「職業を知る」「職業を体験する」「職業を考える」に取り組んでいます。
本校から徒歩5分のあけぼのばし商店街と連携し、職業体験をさせていただくとともに、生徒たちもお店に提案するなどして商店街の活性化に貢献し、双方に実りある活動となるよう進めています。
曙橋駅からすぐ、下町の風情も残る商店街です
商店街のアンバサダーに任命されました
ドキドキしながら通行人に路上インタビュー、商店街の利用状況や要望を調査しています
キャリア教育の「職業を体験する」の一環で、マクドナルド市ヶ谷店に職場体験に行ってきました。
前日には、マックのクルーをしている卒業生の先輩が授業に特別に来てくださり、仕事の説明をしてくださいました。
実際に仕事に入ってみると、フロア、ドリンカー、キッチンなどの仕事を、クルーさながらにこなして大忙しでした。正確さとスピードが求められ、さらに笑顔と感謝の気持ちでお客様に接することを両立しなければなりません。お金を稼ぐことの大変さを実感しつつも、終わってみれば「将来バイトするなら絶対マック!」とみんな口々に言っていました。
お昼は自分で作ったお気に入りのセットをいただき大満足でした。
店長とご指導くださったクルーの皆様、本当にありがとうございました!!
卒業生の先輩による事前学習
ご注文の品物を間違えないように…
ドリンクによって氷の量が違うので要注意です
最後にお土産をいただいてパチリ
キャリア教育の「職業を体験する」の一環で、ファミリーレストランのガスト四谷三丁目店に職場体験に行ってきました。
最初に店長から講義を受け、ガストが大切にしている経営理念や、お客様への挨拶などを学びました。アルバイト用のマニュアルも見せていただき、スタッフの教育に力を入れていました。
次にフロアに出て、お客様が帰られた後の下膳を体験し、さらにテーブルの片付けも担当しました。片付けとセッティングは35秒でやることになっていて、次のお客様を少しでもお待たせしないようなスピードが徹底されていました。
また、配膳はロボットのベラちゃんが行い、オーダーはタブレットで、レジも自動会計、食器洗いも大きな食洗器が入っているなど、全体的に自動化がとても進んでいました。
ファミレスではこのように自動化を進めてスピードを重視し、より多くのお客様に喜んでもらうための接客に力を入れていることがわかりました。
優しい店長さんからのレクチャー
下膳の足取りも最初はそろりそろりです
テーブルの片付け、あと何秒??
好きなランチをおいしくいただきました
キャリア教育の「職業を体験する」の一環で、あけぼのばし商店街の和菓子処「大角玉屋」さんのお世話になりました。
1回目は社長に和菓子の世界を説明していただき、さらにみたらし団子と練り切り作りに挑戦しました。手先の器用さが必要で、集中力が必要でした。
それから4か月後、社長に商品提案のプレゼンをさせていただきました。
テーマは中高生も食べたいと思う和菓子で、大福のような大きさの「チョコあんこ餅」、白いお団子に顔が描かれてい「雪だるま団子」、カラフルで映える「季節の琥珀糖」の3つを提案しました。
社長からはとても面白いと言っていただき、なんと実際にお店で作って販売させていただけることに!
そしてついに製造販売が実現しました。お店の地下の工場で、朝からチョコあんこ餅(300円)と雪だるま団子(2串400円)を作りました。
求肥をうまく包めなかったり、チョコペンで描く顔が曲がってしまったり、悪戦苦闘しながらも商品ができ、お昼から店頭の特設ブースで販売です。
恥ずかしさを振りほどいて道行く人に声をかけたり、セリフを色々変えて工夫しながら頑張った結果、1時間で完売することができました!
今回の商品企画・製造・販売という一連の実体験は、生徒にとって大きな刺激になり、自分の適性や興味に気づくことができるとても貴重な経験になりました。
企業のサイトはこちら
社長から和菓子の世界を学びます
緊張の商品提案のプレゼンの様子
おいしそうなチョコあんこ餅を量産中!
雪だるま団子はパックに入れて帯を巻きます
店頭販売でのお買い上げシーン
完売の記念写真
キャリア教育の「職業を体験する」の一環で、あけぼのばし商店街の生花店の「東京フラワー」さんで職場体験をさせていただきました。
1回目はスタッフの方にミニブーケの作り方を教わりました。それから4か月後には、店長に商品提案のプレゼンをさせていただきました。
テーマは「20種類のシーン別お手軽ブーケ」です。お誕生日や父の日・母の日などの記念日向けはもちろんですが、「仕事の一区切り」や「友人へ、いつもありがとう」「大切な人との仲直り」などのテーマのブーケもあります。
こういった商品を用意することで、何かのときにお花もいいなと思ってもらい、ニーズを広げられるという提案でした。
厳しいコメントもいただきましたが、とても面白い提案だとのご意見もいただくことができました。
企業のサイトはこちら
最初に電気の特性などについて学びます
タブレットを使ってのワークショップ
中学の総合的な学習の時間では、あけぼのばし商店街と連携させていただいています。今年は韓国料理店の「ダダム」さんとご一緒させていただきました。
ここのキンパは具にこだわりが満載。店長のチェ・ヘヨンさんが海苔で巻くときのコツなどを優しく教えてくださいました。できたキンパは学校に持ち帰って他のクラスにも振る舞いました。
先月実習させていただいたファミレスの「ガスト」と比べると、小さな飲食店はメニューへのこだわりがさらに強かったり、店員が少なくて忙しいことなどを、実際に肌で実感して学ぶことができました。
詳しくはこちら
キンパの巻き方は意外と難しくて、、、
きれいに巻けると見た目もおいしそう!
おみやげキンパをたくさん抱えて記念写真
皆でおいしくいただきました
高1の自主研究は、ゼミに分かれる前の基礎力養成段階。問いの立て方や、正解のない課題に自分なりの解決案を導き出す練習をします。そして9月には最初の発表の場としてポスターセッションがあります。
その研究テーマ決めのサポートに、桜美林大学と連携し、大学院生のお二人が3回にわたって来てくださいました。生徒ごとに興味のある分野は様々ですが、どんな相談にもわかりやすく的確なアドバイスをくださり、最後にはどの生徒もテーマを決めることができました。
何でも気軽に質問できました
授業中はあちこちで意見交換
親切なお姉さまのようなお二人
自然科学ゼミが高大連携で取り組んでいる日本薬科大学との共同研究。
令和4年度のテーマは「細菌コロニーの観察~手洗いで細菌は消えるのか?」でした。
事前に実験計画を作成し、その計画に沿って培地への細菌採取を行ったものを、日本薬科大学にお伺いして観察実習をしてきました。実験は手洗い方法別に採取した細菌等の多種にわたった細菌をグラム染色法により、自分たちで染色した細菌を顕微鏡で観察するといったものです。
生徒たちは、普段は見ることのできないような実験機器に緊張しながらも、大学の研究とはどのようなものかを体験察せていただきました。
日本薬科大の齋藤先生の指導のもと、成女の理科室で細菌の採取をしました
大学で培養していただいた細菌
グラム染色法で細菌を染色
自主研究の芸術ゼミは、美術・音楽・書道・工芸・服飾などなど、自分で何かを生み出すことが大好きな生徒が集まっていて、卒業後は音大や美大へ進学をしています。ゼミ生一人ひとり、性格も作風も違うけれども、お互いの個性や作品を認め合って、お互いに切磋琢磨しています。
高大連携では、宝塚大学からご指導いただき、ミュージカルの自主製作やデジタル掛け軸プロジェクトやメディア産業の動向など、制作から座学まで、幅広い芸術に関して勉強させていただく機会を頂戴しています。
ミュージカルの打ち合わせ
大学の図書館も利用しました
自主研究の生活ゼミでは聖徳大学とともに研究を進めています。聖徳大学は「人間教育」という一本の大きな柱を守りながら、幼児教育を核とする女性総合大学です。
R4年度は児童学科児童文化コースの松村裕子先生をお招きし「昔話をもとに紙芝居を作ろう」というテーマに取り組みました。韓国の昔話を日本独自の紙芝居という方法で子どもたちへ伝えるために、手作り紙芝居を制作しました。実際に幼児教育に携わってきた先生との研究だからこそ、本校の生徒たちは実践的な学びを得ることができています。
韓国の昔話もおもしろい!
紙芝居の特徴って何だろう?
自主研究の社会ゼミでは、淑徳大学と高大連携を結び、経済やマーケティング部門など多岐に渡った研究を進めています。
大学の教授から各研究分野に関する直接の指導や講義見学、大学生に向けたアンケート調査(交流)など、本来は大学生から体験する内容を高校生から学べる環境が整っており、社会分野に興味・関心を持っている人に特にオススメです。
大学生向けのアンケート内容を考案中
大学の先生に話す内容を相談中
自主研究の人文ゼミでは、跡見学園女子大学と連携して高大連携研究を行っています。R4年度は、人文という広い分野の中でも心理分野に焦点を当て、コミュニケーションに必要な内容について研究しました。
その一環で、屋上庭園をはじめ跡見学園女子大学のキャンパスを一部お借りし、ブラインドウォーク*を実施しました。(*ブラインドウォーク…目隠しをした相手を案内するペアワーク)
体験の前後に実施した質問紙やアンケートでは、心理学部の教授から分析についてご指導をいただき、高校生では体験できない専門的な研究をすることができました。
いざブラインドウォークへ!
グループで体験を振り返ります
ご指導いただきありがとうございました