得意なことで未来を切り拓き、
社会で活躍できる自立・自律した生徒を育成するための
教育体系
「キャリア教育」では進路・進度に合わせた科目選択が一年次から行われます。
また、自主研究ゼミを通して、将来進む進路、就きたい職業に関する研究を行い、
大学の学部・学科に対応した領域の知識を知ることで自信をもって進路選択できるようにします。
「表現教育」では、自分の個性を周りの人たちに伝え、
理解してもらうためのコミュニケーションスキルを身に付けます。
社会とつながる第一歩になるものです。
「リーダー教育」では、クラスや仲間をしっかりとまとめ、
“私たちが楽しめる学校づくり”を生徒たちが主体となって行うことで、
自主自立の精神と共に育みます。
高校入学時に、全員に学校指定のパソコンを購入して頂いています。教室に完備されたWi-Fiを使って、先生と生徒全員の双方向授業を行います。
普段の先生との課題のやり取りやグループでの取り組みなどもGoogleの教育システムを使って行いますので、効率的で見える化された学習が可能です。
入学したらすぐに、全員で基礎力オールチェック講座を受講します。英・数・国の中学の内容に、全てできるようになるまで繰り返し徹底して取り組むことで、全員が万全の状態で高校の学習のスタートを切ることができるようにします。
毎朝最初の10分間は「継続学習の時間」を設けています。毎日続けることで、学習の習慣づけ、集中力の養成、基礎学力や一般常識の向上を図っていきます。
例:English Fun Time(英単語練習、英語多読、アプリ学習)、漢字練習など。
放課後に開室される自習室は、静かに集中できる環境が確保されており、毎日多くの生徒が自発的に利用しています。
大学生チューターも常駐し、生徒たちの学習や進路の相談に乗っています。(Web上でも利用できます)
春・夏・冬に開講される短期講習では、苦手の克服だけでなく、受験対策の講座や、新しい学びのための勉強を実施しています。
Alumni Voice
2019年度卒業 玉川大学工学部ソフトウェアサイエンス学科 在学
私は、パソコンに触れている中で、情報技術などへの好奇心からP検を受験しようと考えました。
P検の勉強はWordやExcelなどの儀つくが上達していることを実感でき、楽しく行うことができました。
進路選択ではソフトウェア開発の分野へ進学したいと考えていたため、大学受験の面接ではP検2級を取得したことがアピールポイントとなりました。
大学で実際にソフトウェア開発分野の勉強をする際も、P検で学んだ基本的な知識や技術が役に立っています。
「礼をつくす」ということは、自己を見つめ、他者を尊ぶということです。
その表現を実践で体得し日本文化を学ぶ中で、豊かな心が育ち、国際社会でも通用するような素敵な女性になることを目指していきます。
「私らしい」将来像を描けるよう、計画的なキャリアプログラムを実施しています。
自主研究ゼミは、生徒が自ら選んだテーマを深く掘り下げ、答えを見つけていくことで、深い学びを体験することのできる探究型の授業です。
自分なりの問い(疑問)をしっかり立てたうえで研究テーマを練っていくことが、中身の濃い研究につながります。
中学生と高校1年生は、1年間をかけてテーマを考える練習にじっくり取り組んでいきます。
問いの立った研究だから、生徒たちは自ら考え自ら取り組む「主体的で深い学び」を実践することができ、これからの時代に求められている「正解のない課題に向き合う力」を身につけていきます。
高校生は、将来の進路に結びついた研究テーマに取り組むことを最重視します。
大学の学部や職業に関連して6つの分野のゼミが設置されており、高校2,3年生は自分に合ったゼミを選んで研究活動を行います。
Alumni Voice
2018年度卒業 大妻女子大学 社会情報学部社会情報学科 在学
私は大学で情報システムと情報デザインの知識や技術を学んでいます。
きっかけは、成女の授業でWebサイトの作成やプログラミング、デザインの難しさや楽しさを体験し、興味を持ったことでした。また、自主研究の授業では簡単な診断アプリやパソコン専用のゲームも制作しました。
そのおかげで、情報システムと情報デザインの両方を学ぶことができる大学へ進学できました。
2019年度卒業 東京農業大学 地域環境科学部造園学科 在学
私は、常に大学進学を意識して自主研究に取り組みました。高1では心理カウンセラーになりたいと考え、アドラー心理学を研究しました。高2の時は神職に興味を持ち、古事記を研究しました。その頃は進路選択に悩んでいたので研究分野も大きく変わりました。
しかし、高2のときオープンキャンパスに参加し、農業に興味を持ち、高3の自主研究では大学受験や進学後のことを視野に入れ「持続的な農業」を研究しました。
その甲斐あって無事第一志望の大学に合格できました。成女に在籍していたからこそ現在の大学に入学できたと、感謝の気持ちで一杯です。
授業の一環として資格取得に取り組むことで、将来社会で活躍するための知識やスキルを「お墨付き」にします。
生徒は卒業までにどの検定の何級を取得するかの目標を立て、受検計画を組み立てていきます。
英検と漢検(または数検)は全学年が、P検は高2が、N検は高3が一斉に挑戦します。
自分の興味や進路に合わせて受験することができます。
自分の好きな教科や進路につながる検定など、幅広い分野から選ぶことができます。
必修検定の一斉受験スケジュールに応じて講座が開講されます。それ以外の受験日に挑戦したい人は、自習のほか、放課後の補習・集中講座・直前対策授業などを先生にリクエストできます。
高校の3年間は、進路を考えるための大切な3年間です。
成女では3段階で生徒一人ひとりに合わせた一対一対応の進路指導を行っています。
個性を大切に、個々の得意や興味関心を元に進路を考えていきます。
適性診断で自分を知り、自己分析を行います。
職業理解ワークショップや社会人の講話も用意しています。
自分を見つめなおすことは進路を考える第一歩ですが、高校1,2年生には意外と難しいもの。自分の気持ちに客観的なデータを組み合わせて、未来につながる自分を探っていきます。
進路が決まった高校3年生を囲み、進学先決定までの体験談や苦労話をラウンドテーブル形式で聞かせてもらいます。
先輩たちから勇気をもらえる有意義な場になっています。
世の中にはどんな職業があり、どんな仕事内容なんだろう。将来の進路を考えるために必要な知識をワークショップ形式で学びます。
社会人として活躍中の先輩をお招きし、リアルなお話を聴くことができます。
自分の将来を考え、進路を決めていく貴重な機会です。
自分の興味関心が絞れてきたら、学校や学部学科を調べ、オープンキャンパスなどに参加します。
また、高校2年生からは選択科目が増えるので、進路に会った科目を履修して実力を高めていきます。
希望する進路によって、重点的に身につけるべき教科や単元は異なります。
成女の教育課程は、生徒一人ひとりの夢の実現を第一に考え、履修したい科目を柔軟に選ぶことができる仕組みになっています。
もし高校3年間の間に希望する進路が変わっても、しっかりアジャストしていけるので、どんな夢にも思いっきりチャレンジできるのが成女の教育課程の特長です。
大学入試で重要な小論文の対策は、これに特化した授業を選択できるほか、短期講習や放課後の指導など、充実した指導体制があります。
入試の面接練習は、進路指導の先生や担任が繰り返し対応し、本番までに自信をつけます。
何を話すかから、どう表現し、どう面接官に対応するかまで、順序立てて準備していきます。
「豊かな表現力」は、教養によってつくられた自分の個性を、周りの人たちに伝え、理解してもらうためのもの。
あなたが社会とつながるための第一歩になるものです。
コミュニケーション力は、講義ではなく実践で学ぶもの。成女では年間を通して7種のクラスを開講し、生徒たちの自己表現力を開発します。
高校1年生は、どんなジャンルにもどんな進路にも必要な言語表現力を身につけるために「トーク」または「ボイス」を受講します。そして高校2年生からは「エッセイ」「コーラス」「チアリーディング」「デザイン」「フォト」が選択できるようになります。
各クラスには専門講師を招いて、成果につながる本格的なカリキュラムを展開します。生徒たちは2月に行われるパフォーマンスフェスティバルで集大成を披露することを目的に、目を輝かせて取り組んでいます。
大勢の人の前で話すのが苦手。何を話せばいいかわからない。トークについて学んだことがない。大学入試に面接がある。自分の声が嫌いだけど変わりたい。。。
そんな人にお勧めなのがこのコースです。基礎から少しずつステップアップしながら、人前で話すことが平気になれるようにレッスンしていきます。
著書「人前で輝く! 話し方」などで知られる、現役フリーアナウンサーの五戸美樹 先生が、声から話し方・話の中身までを優しくトータルサポートしてくださいます。
講師の五戸美樹先生の著書はこちら
自信がないから声が小さい。声が小さいからうまくいかない。この悪循環を逆転させるために、自分の本当の声を見つけ、自信を持って話せるようにして、人生を豊かにするのがボイスクラスです。
講師はボイストレーナーとして活躍中の青柳静佳先生です。トーククラスとも連携し、話すことに総合的に取り組んでいきます。
言葉の力を自分のものに。
書くことを楽しんで、知らなかった自分に出会う。そして、将来社会で発信していく力を目指します。
講師には、早稲田対話式ライティングコーチとして多方面で文章表現の指導をされている、西山千登勢先生です。
歌とダンスと演技の三つを融合し、2月のパフォーマンスフェスティバルで舞台を披露することが目標です。作曲家で大学教授の丸山和範先生、音楽やダンスでマルチに活躍されているミュージカル俳優の伊佐旺起先生のお二人をお迎えし、本格的なレッスンを行っています。
自己表現とともに必要なのが、誰かのためになりたいという社会性。チアリーディングは、自らが輝く存在となって周りの人を励まし応援することですので、自己表現と社会性の双方に同時に取り組むことに最適です。
人間力を高めるために、ダンスレッスンだけではなく、チアスピリット、好印象を与える方法、明るい話し方などにも取り組みます。
講師はプロフェッショナルチアリーディング協会プロチアリーダー講師の永島淳子先生です。
デザインとは、自身のセンスやスキルを使って誰かの要求を実現するために物事を設計すること。つまり、自己表現力と社会性の両方が必要です。
本クラスでは、主に紙媒体の制作を通してデザインスキルを身につけ、他者のために貢献することの喜びを学んでいきます。
講師は株式会社コンセントのアートディレクター高石有美子先生です。
※本クラスの監修は同社所属でアートディレクターの筒井美希先生が担当してくださいます。筒井先生の著書「なるほどデザイン」は、デザインの解説本としては前代未聞の20万部を突破した名著です。
自分が見て感じている世界を、 写真を通して表現する。
新たな自分の感性や個性、 そして好奇心に出会うことができます。 自分の思いやメッセージを 新しい手法で伝えます。
講師は、写真家さらにはアートディレクターとして世界で活躍されている雨森希紀先生です。
グローバル人材になるために大切なことは、英語の試験で高得点を取ることだけではありません。成女では、英語を使えるかどうかが一番大切だと考えています。
これこそが、成女の目指すグローバル教育です。
実用的な英語力が身につけば、どんな職業に就いても大きな武器となります。英語は言葉。英語は文化。英語はもう一つのあなたを作ります。
朝の継続学習の時間を利用して、英語の多読に取り組んでいます。英国のオックスフォード社が提供するOxford Owlのサイトにある洋書から、一人ひとりのレベルや興味に合った本を選んで、楽しく読み進めます。イラストや写真が豊富な初心者向けから本格的な読み物まで、本の種類はさまざま。WEBコンテンツだから音声も入っていて、聴いて・読んで・理解する学習が可能です。もちろん自宅で読むこともできます。
旺文社が提供する学習アプリのタンゴスタ!を使って、英単語を強化しています。通学中の時間なども活用して、自分のペースでいつでもどこでも学ぶことができます。毎週新しい範囲の単語を身につけ、週末の確認テストでしっかり定着させていくサイクルです。
海外にいるネイティブ講師とリアルタイムでオンライン接続し、マンツーマンの英会話レッスンを行います。授業にも取り入れているほか、自宅で実施することもできます。英語で話すしかない1対1のシチュエーションですが、生徒たちは苦にせずに、ジェスチャーや笑いを交えながら積極的にコミュニケーションを取っています。
英語に触れ、文化を知る。
成女では春と夏の年2回、ニュージーランドの4年生国際大学IPUニュージーランドへの短期留学を実施し、グローバルレディを目指す皆さんの学びをサポートしています。
Student's Voice
初めての留学は不安もありましたが、想像以上に楽しく、自分を大きく前進させるきっかけになりました。単語だけでも充分通じましたが、スピーキング力をもっと上げて、次に海外に行くときにはさらに会話を楽しみたいです。今回の留学をきっかけに他国の文化に触れ、世界は広いと思いました。これから色々な国の文化に触れる楽しみができました。(高2 M.A.)
英語がとても不安でしたが、この留学を通して、殻に閉じこもるのではなく積極的にコミュニケーションを取ることが大切だと知りました。ホストマザーが教えてくれた「ニュージーランドは自己主張の国だから」という言葉が私を変えてくれた気がしました。「間違えたらどうしよう」と考えるのではなく、ジェスチャーを使いながら自分なりに会話をしたことで、自分の殻を破って、恥ずかしかっていた弱い自分を変えることができました。(高1 A.S.)
成女では「全員がリーダー」を目指します。
一人ひとりが率先して考えて自ら行動することも、立派なリーダーシップだからです。
学校のルールは自分たちでつくる!
学校生活をどうしたら良くしていけるか。校則などのルールも、学校が決めたものに従うだけではなく「どうあるべきか」を生徒会幹事が中心になって自分たちでとことん考えていきます。
自分たちで決めたルールだから、責任も自分たち。自立・自律の精神が自然と生徒たちの中に育まれていきます。
学校行事は生徒主導で運営する!
体育祭や文化祭はもちろん、学校行事は基本的に全て生徒会が企画運営しています。
「どうしたら去年よりもっと盛り上がる?」「どうしたらもっと喜ばれる?」という問題意識を常日頃から持って行動しているだけあって、先生たちもアッと驚くアイデアが、どんな行事でも尽きません。
先輩が後輩を育てる!
学年を越えて、何事にも生徒が一丸となって取り組むのが成女生のいいところ。先輩が後輩にアドバイスをしたり、後輩が進んで先輩を手伝ったりということは普通の光景です。
また、入学前の受験生への学校説明会の運営なども行います。どんな学校かを熱く説明する姿には、「自分たちの伝統を受け継ぐ後輩は、自分たちでお誘いしたい」という気持ちが表れています。