成女学園中学校・成女高等学校のブログです。学園の日々の様子を、学校長および編集委員が中心になってお届けします。
成女学園ブログ
『うめむすび』第一弾!
更新日:2020年06月29日
毎月1回発行の学園広報誌「うめむすび」。
今年度は新任の教員を中心に編集委員となり、学校行事や生徒会の様子を皆さまにお届けします。7月1日発行の第一弾は、校長先生にご寄稿いただいた豪華版。裏面の新任の先生方のコメントからも魅力が紙面ににじみ出ています。
学校説明会等でもお配りしていますので、受験生の皆さんもぜひご覧ください。
〔編集委員〕
小泉八雲 「怪談」③
更新日:2020年06月28日
「雪女」のあらすじ。前回の続きです。
⑦それから数年後、若者はお雪と名乗る雪のように白くほっそりとした美女と出逢う。二人は恋に落ちて結婚し、二人の間には子供が十人も生まれた。(なんと子たくさん!)
⑧しかし、不思議なことに、お雪は十人の子供の母親になっても全く老いる様子がなく若者と初めて出逢った時と同じように若く美しいままであった。
⑨ある夜、子供達を寝かしつけたお雪に、若者が言った。「こうしてお前を見ていると、十八歳の頃にあった不思議な出来事を思い出す。あの日、お前にそっくりな美しい女に出逢ったのだ。恐ろしい出来事だったが、あれは夢だったのか、それとも雪女だったのか……」
⑩若者がそう言うと、お雪は突然立ち上り、叫んだ。「お前が見た雪女はこの私だ。あの時のことを誰かに言ったら殺すと、私はお前に言った。
10年以上連れ添った奥さんの豹変!へたしたら冷凍人間に。旦那さんのピンチです。
(続く!)
〔編集委員〕
表現プログラム(トーク)スタート
更新日:2020年06月27日
トーク講座では、好印象アドバイザー・ボイストレーナーの和音先生、フリーアナウンサーの五戸美樹先生のお二方が講師となり1年間、トークに関する授業をしていただきます。
この講座は受験になどの進路に直結することもあり高校3年生の多くの生徒が選択しています。
本日の授業では、まずはみんなの前で自己紹介をすることからです。はじめは少し恥ずかしそうにしていましたが、真剣に取り組んでいました。自己表現ができるということは、自分に自信がないとできません。この1年間の表現プログラムで生徒たちがどれだけ自信をつけ成長していくか、今からとても楽しみです。
〔編集委員〕
ワタシ×セカイ 個性を広げて表現力UP!!
更新日:2020年06月27日
本日より表現プログラムの非言語表現による(フォトグラフィー)がスタートしました。講師はプロの写真家の雨森先生です。新しい表現技術の獲得を目指します。
生徒たちはカメラ、スマホ…様々なタイプのカメラを用意して授業に臨みました。
「こんな表現が!」「見てみて!私こんな風にアレンジした!」楽し気な声が教室に広がっていました。
生徒たちがさまざまな表方法を学ぶということは、セカイを広げていくということにつながります。
〔編集委員〕
コスパ抜群、知の世界を探検してみよう!(2)
更新日:2020年06月26日
約2万冊の中の1冊。『断髪のモダンガール』~12人の大正快女伝~(森まゆみ著)では、成女
学園の卒業生望月百合子から始まる12人が取り上げられています。本校では新宿末廣亭二代目
席亭杉田恭子をはじめとして社会でリーダーとして活躍する女性が多く巣立っています。
〔編集委員〕
数学の偉人調べ
更新日:2020年06月25日
先日、数学の授業を履修している生徒たちに課題を出しました。
その名も「数学に関する偉人(数学者)を1人選び、まとめる」です。
数学は単に問題を解けば良いのではなく、背景まで知ると新たな発見があります。
中学3年で学習する円周角の定理(ターレスの定理)は、なんと紀元前にタレスという数学者によって発見されたのです。
このように紀元前に発見された定理を未だに必修で学習するということは、長い間受け継がれた大事な定理であることが想像できます。
数学を学ぶ楽しさも生徒に伝えていきます。
〔編集委員〕
言語の多様性とは
更新日:2020年06月24日
高3のコミュニケーション英語Ⅲの授業で「言語」の題材を扱っています。ユネスコによると政界には約6000を超えるの言語があり、そのうちの40%が「絶滅」の危機に瀕しているそうです。それを聞いて生徒はびっくり!
言語が失われることはいったい何を意味するのでしょうか?言語の多様性について考えていきたいと思います。
〔編集委員〕
自主研究~正解がひとつではない問いへの挑戦
更新日:2020年06月23日
今年度の自主研究が、先週より対面にて本格的にスタートしました。
高2・高3の生徒たちは研究内容が具体的に決まってきたところです。
一般的に各教科の授業においては、暗記をしたり公式を学ぶことによってひとつの正答を導く、いわゆる知識習得型の学習が中心となります。
一方、成女の自主研究(旧自由研究)は、自分で研究課題を考え、自分で研究を進め、自分で発表するという思考型・発表型の授業です。
生徒たちは、正解がひとつではない課題に取り組み、その成果を他者に伝えていく活動をしていきます。
社会に出ると、さまざまな困難な場面に遭遇し、自らの力で解決していかなければなりません。
高校生の現在でも、すでに『友達とけんかしちゃったけど、仲直りするにはどうしたらいいだろう?』とか、『英語が得意になる方法は?』など、知識だけでは答えをみつけることのできない問題に直面していると思います。
そうした問題を解決する力を身に付けることが、この授業のねらいです。
今年度も、生徒たちが研究を通して大きな成長を遂げ、その成果を将来の進路に直接役立てていけるよう、全教職員がサポートしていきます。
〔編集委員〕
表現プログラム、もうすぐスタート!
更新日:2020年06月22日
今年新たに始まる表現プログラムも、いよいよ今月中の開講に向けて動き出しました。表現力を豊かにする事は、人生を豊かにします。コースは多様な表現力を身につけて欲しい事から、トークのほかにダンス、コーラス、フォトの4種。外部から素敵な先生方をお招きし、初心者向けに楽しくレッスンして頂く予定です。ご期待ください!
〔編集委員〕
小泉八雲 「怪談」②
更新日:2020年06月21日
「雪女」このムシムシした暑さの中でちょっと季節外れな感がありますが、八雲の「怪談」の中に収録されているポピュラーなお話。
「雪女」の怪奇譚にも色ありますが、八雲の「雪女」は大体こんなあらすじです。
①武蔵の国(今の東京)のある村に、老いたキコリと若い見習いのキコリがいた。
※なんと雪深い土地ではなく都内(今の青梅市辺り)のお話です。
② ある冬の日のこと、吹雪の中帰れなくなった二人は、近くの小屋で寒さをしのいで寝ることにする。
③ その夜、顔に吹き付ける雪に若いキコリが目を覚ますと、恐ろしい目をした白ずくめ、長い黒髪の美女がいた。 (幽霊は美女!定番ですね)
④ 隣に寝ていた老いたキコリに女が白い息を吹きかけると、凍って死んでしまう。
(雪女。容赦なくいきなり殺人事件です!)
⑤ 女は若いキコリにも息を吹きかけようと覆いかぶさるが、しばらく見つめた後、笑みを浮かべてこう囁く。
⑥ 「お前もあの老人のように殺してやろうと思ったが、お前はまだ若く美しいから、助けてやることにした。だが、お前は今夜のことを誰にも言ってはいけない。誰かに言ったら命はないと思え」そう言い残すと、女は戸も閉めず、吹雪の中に去っていった。
なんとも一方的な言い分!しかし若いキコリの命は助かりました。若くて美しいと男性も得ですね( 一一) (次回に続く!)
〔編集委員〕