成女学園は1世紀以上の伝統を持つ高等学校です。
生徒たちは、アットホームな雰囲気の中、日々笑顔の絶えない穏やかな学園生活を送っています。
成女学園中学校・成女高等学校のブログです。
学園の日々の様子を、学校長および編集委員が中心になってお届けします。
成女学園ブログ > 行事
更新日:2013年04月10日
中3は、修学旅行二日目を迎えています。
まずは、南都七大寺のひとつである薬師寺を訪れました。
金堂では、心身の病から護ってくださるという薬師三尊像に、自身と家族の健康を願って、手を合わせました。
続いて向かった法隆寺では、世界最古の木造建築を見学し、当時に思いを馳せました。
その後、京都へ移動し、鶴屋吉信本店で和菓子の実演見学をしました。
美しい菓子を手際よく作りだす職人芸に、皆感嘆の声を上げて、見入っていました。
普段礼法の時間に親しんでいる和菓子について、より関心も深まったようです。
また、この日は体験学習の一環として、友禅染によるタンブラー製作を行いました。
刷り染めの技法を用いて、思い思いのデザインを施し、世界に一つだけの作品を作り上げることができました。
最終日の明日も、皆で元気に、京都の街を味わってまいります。
〔編集委員〕
更新日:2013年04月09日
高校3年生は今日から4泊5日で沖縄に来ています。
羽田空港に集まった生徒たちは、これから始まる5日間が楽しみで仕方がない様子でした。
第1日目は「平和学習」をテーマに、ひめゆりの塔、糸数壕、摩文仁の丘に行きました。
沖縄戦の歴史、また、そこで起きた悲劇を知り、「普通の生活が送れること」の幸せを実感したようです。
また、沖縄では「ぬちどぅ宝(命は宝)」と言われますが、その意味を生徒一人ひとりがきちんと噛み締めることができました。
2日目の明日は、マリンスポーツに挑戦します。
生徒たちの心のように、沖縄の天気も晴れることを祈るばかりです。
〔編集委員〕
更新日:2013年04月09日
中学三年生は、修学旅行のため、今朝東京駅を出発しました。
二泊三日で京都・奈良の各地を巡ります。
初日は奈良へ参りました。
先日満開を迎えた桜も残っており、春の古都といった風情です。
訪れた奈良公園では、生徒が手にした鹿せんべいを求めて、多数の鹿が群がり、用意した分はあっという間に無くなりました。
皆、おどろきつつも喜んで鹿と触れあっていました。
また、東大寺においては、南大門にある高さ8・4メートルの仁王像に迎えられ、二月堂で大仏殿越しに市街全体を見渡すことができました。
生徒たちも、奈良の風に吹かれて、修学旅行ムードが高まった様子でした。
明日は、京都へ移動します。
良い思い出がたくさんできるといいですね。
〔編集委員〕
更新日:2013年04月08日
本日は、年度はじめの大掃除がありました。
生徒達は各自の教室や特別教室を綺麗にし、気持ちの良いスタートを切ることができました。
効率よく掃除する方法を、新しい友人と話し合っている新入生たちの姿は、大変初々しく映りました。
上級生たちは、自ら役割分担をして黙々と清掃に励み、自分の分担が終わっても、進んで新しい仕事を見つけて取り組んでいました。
集団生活の中で自ら率先して行動できることは、社会人として必要な資質です。
本学園で多くの所作を学び、立派な社会人へと成長してほしいと願っています。
[編集委員]
更新日:2013年04月06日
更新日:2013年04月05日
校庭の木々が一斉に芽を吹いて春の香りが満ちあふれる中、本日入学式をとり行いました。伝統ある成女学園の生徒として迎えた新入生を、2年生・3年生はもちろん、教職員一同、心から歓迎いたしました。中学・高校のいずれも、長い人生の中ではほんの僅かな年数ですが、心身ともにおとなへと脱皮していく最も大切な時期であり、将来の進路に繋がる重要な3年間あるいは6年間でもあります。
真新しい制服に身を包み、心地よい緊張感を覚えながら新たなスタートラインに立っている新入生からは、それぞれ胸に秘めたものが伝わってきました。これからの学校生活でその1つ1つを実現していくためには、それぞれの心の中にある3つの「気」を大きく育てなければなりません。それは、「やる気」、「本気」、そして「根気」という「キ」です。教科の学習をはじめ、部活動、生徒会活動、さらに学校行事など、今後さまざまなことに取り組むうえで、とても大切な「キ」です。やる気を出して本気で根気よく取り組めば、たいていのことはできるものです。また、やる気になれば自分自身が変わります。本気になれば周りからの見方も変わります。そして、根気よくやり続ければ結果も変わります。
新入生一人ひとりの心の中に、3つの「キ」が太く根を張って力強く育ち、新しいことや厳しいことにも失敗を恐れず積極的に挑戦してほしいと思います。そして、それぞれがたくましく成長し、一日一日が実り多い学校生活となることを切に願うばかりです。
〔学校長〕
更新日:2013年03月23日
更新日:2013年03月21日
更新日:2013年03月15日
高校の卒業式を終えて “出あいを育むことのできる人に"
厳しかった冬の寒さも徐々に緩み、柔らかな日差しが春の訪れを感じさせる季節を迎えました。きょうの佳き日に高等学校の卒業式をとり行い、成女にも新たな歴史が加わりました。卒業生には、この晴れの日が迎えられたことを当然のこととして受け流すのではなく、周りの多くの人々の支えによるものだと、感謝してほしいと思います。
卒業生は、人生において最も多感な時期に、同じ仲間と同じ時間を同じ空間で過ごしたことになります。そして、学業はもとより部活動、生徒会活動、学校行事などに取り組む中で、多くのことを吸収するとともに周りとの人間関係を築き、その絆を深めてきました。これらはすべて、いろいろな偶然が重なっての出あいから始まりました。出あえて良かったという出あいは、出あったときに決まるのではありません。その後の関わり方によって決まっていくものです。そのためには、偶然の出あいをやり過ごすのではなく、その一つひとつを見逃さない観察力や洞察力などを養い、偶然の出あいを必然に変える力が求められます。その力は、日頃からコツコツと努力を重ねるという下準備があったうえで、機が熟したときに発揮されるものです。きょうを境にそれぞれ新しい道を歩み始める卒業生には、これからも自ら進んで学ぼうとする姿勢を持ち続け、新しい出会いをも育むことのできる人になってほしいと思います。
「人は出会いを重ねることで成長する」と言われるように、次の新しいステージで、新たな出会いを大切にし、知る喜び、分かる喜び、そしてできる喜びと出あい、たくましく成長することを心から願いたいものです。
〔学校長〕
更新日:2013年03月14日